川船の目玉の一つ「網打ち」に取り組む悠太君=長崎市上西山町、諏訪神社
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川船(油屋町)
船頭の大役に意気込む
力強い根曳(ねびき)唄やスピード感のある引き回し、打ち出したら止まらないはやし−。総勢約30人で臨む油屋町の川船には、数々の見どころがある。
根曳唄を作詞作曲した松尾小太郎さん(60)によると、川船を奉納する踊り町の中で、油屋町の川船の歴史は最も新しい。根曳唄には昔、油屋町辺りを流れていた玉帯川の秋の情景がうたわれている。川で魚を取り、波にもまれながら帰って行く川船の中で、目玉の一つが船頭による網打ち。
今回、船頭として大役を務めるのが、藤原悠太君(7)=諏訪小1年=。「本番は全部取りたい」と意気込む。
同町自治会から悠太君に出演依頼があり、船頭役が決まった。「まさかうちがと思った」と話すのは父親の勝利さん(39)。
6月ごろから練習を始め、ほぼ毎日1〜2時間は練習に打ち込んできた。勝利さんは「はじめのころと比べると、かなり上達している」と話す。
自身も采(さい)振りとして参加する勝利さんは、網打ちの際は悠太君の横でサポートする。しかし、いざ網打ちの瞬間は完全に見守るのみ。「役目をしっかり果たせると思っている」と勝利さんは期待を込める。
悠太君を船頭とした油屋町の川船。“出港”準備は整った。
2009年9月27日長崎新聞掲載
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