長崎くんち閉幕 「お上り」に沿道から拍手、歓声


3体のみこし
坂を一気に駆け上がり、観衆を沸かせた3体のみこし=県庁坂
 長崎くんちは後日の9日、諏訪、住吉、森崎の3社のみこしが長崎市元船町のお旅所から同市上西山町の諏訪神社に戻る「お上り」があり、3日間の幕を閉じた。長崎署によると、今年のくんちの人出は、昨年より4千人ほど少ない約19万人で、天候などの影響ではないかとみている。

 お上りは午後1時、神輿(みこし)守小島連合会(高比良登会長)のメンバー約100人に担がれて出発。同市浜町のアーケードなどを通って諏訪神社へ向かった。途中、県庁坂を一気に駆け上がると、沿道を埋め尽くした観衆から大きな拍手や歓声が上がった。担ぎ手の一人、土井優矢さん(24)は「きつかったけど良い経験になった。無事に終わってうれしい」と晴れやかな表情を浮かべた。

 六つの踊り町は午前中、お旅所と諏訪神社で最後の奉納踊りを披露。その後「庭先回り」に汗を流した。諏訪神社で最後に奉納した鍛冶屋町は、7回転半の船回しを3回披露するなど、全力の演技で観客を魅了。「モッテコーイ」の声が、ひときわ高く踊り馬場に響いた。長采(ながざい)振りの余語保博さん(60)は「やり切ったという感じで、涙が出そうになった」と感慨深げに話した。

 3日とも平日での開催だったことに加え、台風などの影響で昨年と比べ人出は減少。30年以上くんちに露店を出し続けているという浦川博明さん(65)は「全体的に客入りは悪いと聞いている。初日の天候不順の影響が大きかった」と話した。

2009年10月10日長崎新聞掲載

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