長崎くんち開幕 3体の龍天高く舞う


龍踊り
荒れ狂う龍が、踊り馬場を所狭しと舞った筑後町の龍踊り。3体が一斉に踊る「巴(ともえ)踊り」では、会場から割れんばかりの歓声が上がった=長崎市、諏訪神社
 370年以上の伝統をもつ諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭、長崎くんちが7日、開幕した。同神社では、踊り町による奉納踊りがあり、詰め掛けた約3千人の観衆から「モッテコーイ」や「ショモーヤレ」の掛け声が上がった。9日まで、まちにはシャギリの音が響き渡る。

 長崎くんちは、江戸時代から続く同神社の伝統行事。1979年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

 今年の奉納踊りには六つの踊り町が出演。この日の朝はあいにくの雨まじりとなったが、上町の本踊りで幕を開けた。長崎検番によるあでやかな踊りが観客を魅了。続く油屋町の川船では、船頭による「網打ち」が踊り馬場をわかせた。元船町は、異国情緒豊かな唐船祭を奉納した。

 57年ぶりの出演となる今籠町は、本踊りを奉納。見事に踊り町としての大役を務めた。鍛冶屋町の宝船・七福神では、勇壮な船回しに「ヨイヤー」の声が上がった。そして筑後町の龍踊りでは、3体の龍が諏訪の森を天高く舞い、会場は熱気に包まれた。

 午後1時からは、諏訪、住吉、森崎の3社のみこしをお旅所まで運ぶ「お下り」があった。

2009年10月8日長崎新聞掲載

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