オランダからも参加 ライデン国立博物館学芸部長フォラーさん


フォラーさん
手ぬぐいを桟敷席に投げるフォラーさん=諏訪神社
 オランダ人のマティ・フォラーさん(59)が、オランダ万才を披露した新橋町の一員として長崎くんちに参加。奉納踊りには出ていないが、諏訪神社(長崎市上西山町)での奉納踊り直前に、神社関係者らにあいさつする踊り町役員らの列に並んだ。

 フォラーさんは、出島関連資料を所蔵するオランダのライデン国立民族学博物館の学芸部長。出島の研究をしていて、今年二月には、出島の修理費用に関する新史料を発見。出島復元に貢献している。

 フォラーさんは、当時のオランダ商館長の日記を精読していて、くんちについての記載を見つけた。現在も長崎でくんちがあることを知り、興味を持った。くんちを見たことはなかったが、同町が今年、オランダ万才を奉納することを知り、知人を通じ、同町に参加を依頼した。

 あいさつの列に参加できるのは通常、踊り町の役員クラスだけ。外国人が参列することは異例だが、同町は「“オランダつながり”があり、出島復元にも貢献している」と、特別に参列を認めた。

 フォラーさんは、初めて紋付きをまとい、足袋をはいて踊り馬場に登場。一八九センチの長身も手伝い、観客の注目を浴びる中、神社関係者らに一礼。紋付きの袖から取り出した手ぬぐいを長坂や桟敷席に投げ、観客を沸かせた。フォラーさんは、「初めてのくんちは、本当に楽しかった。手ぬぐいをうまく投げられなかったのが残念」と話した。

2008年10月8日長崎新聞掲載

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