県指定無形民俗文化財の“囃子”を戦後初披露へ 西古川町

 今年の長崎くんちで相撲ゆかりの奉納踊り、櫓(やぐら)太鼓と本踊りを奉納する西古川町は七日、県指定無形民俗文化財の「角力踊道中囃子(すもうおどりどうちゅうばやし)」を戦後初めて披露する。

 角力踊道中囃子は同町が明治、大正期にくんちで奉納した「相撲踊り」に合わせ大太鼓や締太鼓、笛で演奏した曲。現在、町内に継承者はおらず、長崎市の中尾地区で保存されている。

 当日は、西古川町のシャギリを担当する中尾地区シャギリ保存会の八人が、傘鉾(かさぼこ)の奉納が終わった後に演奏を始める。途中、大太鼓方は踊り馬場を時計回りに練り歩く。演奏は前日だけ。諏訪神社と市公会堂前広場、お旅所(同市元船町)の三カ所で披露される。

 笛を担当する城戸一さん(63)=同市田中町=は「普段練習することはあっても、人前では演奏してこなかった。くんちで披露することになり、気合が入る」と話している。

2008年10月5日長崎新聞掲載

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