傘鉾飾りの掛け軸初公開 市歴史民俗資料館で資料展

 長崎くんち(十月七−九日)に関する資料を紹介する「くんち資料と秋の風情展」が九日、長崎市平野町の市歴史民俗資料館で始まった。西古川町の傘鉾(かさぼこ)飾りを描いた掛け軸が初公開され、来場者の目を引いている。十月二十六日まで。

 約一カ月後の開幕を前にくんちの歴史や出し物について理解を深めてもらおうと毎年開き七回目。計約五十点が展示された。

 西古川町は、相撲と縁が深いことから、相撲の開場を合図する「櫓(やぐら)太鼓」を一八二一年から奉納。掛け軸には、相撲にちなみ、行司軍配や弓取りの弓などが飾られた傘鉾が忠実に描かれている。永松実館長は「明治初期に描かれ掛け軸として残っているのは珍しい」と話している。

 ほかにも、今年の踊り町にちなんだ資料として、一九五一年ごろのものとされる榎津町のちょうちんや新橋町が奉納する「オランダ万才」をあしらった絵皿などが並んでいる。同市水の浦町のアルバイト、畑田由美さんは「古い資料が並び、くんちの歴史を感じます」と話した。

2008年9月10日長崎新聞掲載

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