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【動画】対馬市が漂着ごみ油化装置を導入 全国2例目、峰町で稼働式典

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 対馬市は、海岸に流れ着いた発泡スチロールを再資源化する漂着ごみ油化装置を同市峰町櫛の対馬クリーンセンター中部中継所に整備、8日、稼働セレモニーが現地であった。市によると、油化装置を導入する自治体は沖縄県竹富町に次いで全国2例目という。

 同市の海岸には国内外の漂着ごみが推計5万4千立方メートル(4400トン)流れ着いており、深刻な問題となっている。市環境政策課によると、ごみの約3割は発泡スチロールで、これまでは北九州市の施設で処理していたが処理費とは別に島外への輸送費(年間約800万円)が必要で、コスト軽減のため今年1月から油化装置を導入した施設の建設を進めてきた。

 事業費は約3500万円。油化装置は高さ約2メートル、横約3メートル、奥行き約1・3メートルで、神奈川県のメーカーが開発。発泡スチロールを破砕機で細かくし、約350度の熱分解釜で蒸発させて灯油に近いスチレン油を生成する。1日に発泡スチロール80キロを処理、スチレン油40リットルを生成できるという。

 スチレン油の用途は油化装置を動かすこと以外に決まっていないが、今後建設を目指す漂着ごみ専用の小型焼却炉などに利用することを検討している。

 セレモニーには関係者ら約50人が参加。齋藤勝行副市長が「ごみを島内で最終処理でき、燃料化できる画期的な技術。今後もリサイクル技術の調査研究を進めたい」とあいさつした。

 テープカット後、参加者は発泡スチロールを油化する工程を見学。生成したスチレン油と食品油を混ぜた液体で発電機を動かす実演もあった。

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