千葉の高校生が修学旅行で坑内を見学

 【大瀬戸】千葉県立幕張総合高校(千葉市)の修学旅行生が三日、九州最後の炭鉱として二〇〇一年十一月に閉山した西彼外海町の旧池島炭鉱(現三井松島リソーシス、飯島幸夫社長)を訪れ、地底の海面下百三十メートルの坑内などを見学した。修学旅行生が坑内に入るのは初めて。

 修学旅行生の受け入れは、合併協議を進めている長崎市と西彼六町でつくる長崎広域体験学習推進協が、旧炭鉱の遺構を活用した体験型プログラムをつくり、長崎観光の活性化につなげようと関係機関の協力を得て取り組んでいる。

 複数の旅行コースから炭鉱見学を選んだ二年生の三十五人はフェリーで池島に渡り、研修センターで池島炭鉱の沿革や採炭方法などを紹介するビデオを見た後、キャップランプや防じんマスク、保安靴などを装着。二班に分かれて地底の研修現場と地上に設置している模擬坑道などの施設で採炭方法や機械類の役割などの説明を受けた。

 研修坑内は、人車と徒歩で移動。リソーシスの社員が掘削機械を動かして作業の進め方などを説明。模擬施設では炭層を削り取るドラムカッターの運転や坑道を支える自走枠の仕組みに興味深げに見入った。

 見学を終えた山領ありささん(17)は「乗り物や坑道内はディズニーランドみたいだったけど、ここは全部が本物。働く人の大変さも分かった」と満足げ。引率の高野芳智教諭は「生徒は期待以上に感動したようだ。案内をしてくれた人たちの親切な対応にも感激した」と話した。

 四日も同校の生徒四十一人が訪れる。


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