合同運動会で再会

 【大瀬戸】昨年十一月末に炭鉱が閉山した西彼外海町池島で二十九日、町立の池島幼稚園、小学校、中学校、住民らが参加した「池島大運動会」があった。島から引っ越した人たちも家族で駆け付け、閉山後寂しさを増していた島は久々の歓声に包まれた。

 池島の現在の園児、児童、生徒数は幼稚園四、小学校二十六、中学校十九の計四十九人。閉山当時のほぼ一割程度になり、別々には運動会を開けないことから初の合同運動会を開いた。

 開会式で園児と児童代表が「最後まで一生懸命頑張ります」と元気よくあいさつ。駆けっこやフォークダンス、パン食い競走などに汗を流した。島内で炭鉱技術を学んでいるインドネシアの研修生三十六人もプログラムに加わり日本の運動会を楽しんだ。

 引っ越し先の佐世保市から妻と子どもも一緒に参加した元炭鉱マンの小田和誠さん(39)は「娘が友達に会いたいと言うので連れてきました。自分も炭鉱時代の仲間に会えてうれしい」。

 四月に池島中の卒業生八人が入学、うち二人がブラスバンド部で活動している県立大崎高校=西彼大島町=のブラスバンド部員十二人が友情出演。「箱根八里の半次郎」と「ビタースイート・サンバ」を演奏、華を添えた。長崎市在住の音楽家、寺井一通さんが作った「池島の詩(うた)」の披露もあり、島の住民でつくった合唱団が高らかに歌い上げた。

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